最後の社会主義国、キューバ
2014年12月17日、アメリカのオバマ大統領がキューバとの国交再開を目指す協議を開始すると発表したそのとき、僕は首都ハバナにいました。キューバの社会情勢視察の真っ最中でした。
ロシアや中国など、一応「社会主義国」となっている国も実態はほぼ資本主義経済です。
そんな中、ほぼ純粋な状態での社会主義国であるキューバは、いろいろな意味で興味深い国です。
実際、現地の方々にいろいろと取材して、大変貴重な情報を数多く得ることができました。
端的にいうと、かなり破綻的な状況です。(メディアでは流れません)
以前から「社会主義というのは成り立つのだろうか?」という疑問についての、一つの回答が得られた気がします。
今の時代に、社会主義が成り立つのは、たぶん次の3つの要素がそろっている場合で、これは非常に難しい条件です。
1)国をまかなう富を産出・分配できるだけの資源力や産業力があること
2)他国の「物質的な豊かさ」に関する情報がシャットアウトできること
3)政治家を含めた国民全体が「清い心」であること
アメリカとの国交回復によって、今後キューバは大きく変わると思われます。
経済的には、かなりよくなるでしょう。
もちろん、国民の経済格差が生れるでしょうが、現時点で相当の格差があります。
その格差は「給料や配給でまかなえない分をどうやって得るか」で生れており、それはある意味非合法の手段によるものです(そして、それは特別な人々だけでなく一般的に行われています)。
今後、キューバがどう変貌していくのか、しっかりウォッチしていきたいと思います。
【お土産プレゼント( ̄▽ ̄)】
キューバの特産品の一つが葉巻ですが、その中でも有名な「COHIBA(コイーバ)」をかたどったキーホルダーを見つけました。
よく見かけるのは木でできた硬いものですが、これは葉巻っぽい柔らかさのあるものです(^<^)
ご希望の方、先着1名にプレゼントさせていただきますので、黒須のアドレスにメールをお送りください。お待ちしています~!
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