日本の「お客さま第一主義」の弊害あるいは教育の不備
寒くなってくると、寒さの苦手な僕は暖かいところで過ごす妄想が出てくるのですが(笑)、
ふと、以前ある南の島に行った時のある話を思い出しました。
( ̄。 ̄)ボ~~~~ッ
泊まっていたホテルの目の前がシュノーケリングできるビーチだったので、そのホテルのマリンショップにレンタルのシュノーケルがあるかどうか聞きに行きました。
その島もいろんな民族が住んでいますから、マリンショップのスタッフも見た目では何人かさっぱりわかりません。
ですので、基本的につたない英語で話しかけます
(スピードラーニングの効果はあるようなないような(笑))
料金や時間などを聞いて、無事、商談成立 ( ̄▽ ̄)b グッ!
お互い暇だったので、今日は天気がいいですね〜、なんて雑談をしてたのですが、よくよく話を聞いてみるとグアムにくる前は日本に住んでいたとのこと。
で、どのくらい住んでたのか聞いたら生まれてからずっと、つまり日本人だっだです。
Σ(^∇^;)えええええ~
念のため、「ということは日本語話せるんですよね?」 と英語で確認してから、そこから日本語で会話となりました(笑)
で、何で彼女は日本人の客がきても日本語ではなく英語で話すのかというと・・・
『日本人は店におけるコミュニケーションのマナーがなっていないので、日本語で話さないで英語で話すと(お客は必要最小限のことしか話せないので)いくらかまともになる』
ということでした。
なるほどそうかも〜( ̄~ ̄;) ウーン
ちなみに、どんな風にマナーが悪いのかというと
1挨拶もしないで、商品をぶらぶらさせて「いくら~?」と日本語で横柄に聞いてくる
2店員よりも客である自分が無条件に偉いと思っている。年齢や経験への尊敬がない。
3なんでもホテルのおまけで無料だと思っている。
( ̄へ ̄|||)
1は語学力の問題として、情状酌量の余地あり
3は海外経験の問題として、これも情状酌量の余地あり
2は、人間性の問題なので、まずいですよね〜
なぜそうなってしまうかを考えてみたのですが、一つは学校や家庭における人格教育が不十分であることだと思います。
これはこれで大きな問題なのですが、コンサルタントとして気になるのは、もう一つ理由、つまり、「とにかく客は偉い」と思わせてしまう日本の商業環境です。
客をもてなすということは勿論大事ですが、客がそれでつけあがってしまうのは、文明のレベルからいえばかなり低い状態と言わざるをえないでしょう。
逆にいうと、人格教育が不十分な国でこういう「お客様は神様です」という商売の仕方は国のレベルを下げてしまうのかも、という懸念を抱くようになりました。
(-_-;ウーン
結果的に、個人として(人間性が低くて)不幸な人が増えてしまうような気がしています。
こういうことからも、やはり商業者あるいは経営者は、人間教育の分野にもっと力を入れないといけないなぁ、と感じています。
さて、おまけの話。
こういう、横柄な態度をとるのは、やはり日本人の10代後半の女性のグループが多いそうです(^。^;)
ちなみに、「日本のおばちゃんグループはどうですか?」と聞いたら、そういう島にはおばちゃんだけのグループは来ないそうです。
なるほど、ごもっとも (^<^)