「センス」は鍛えられる
人材育成のお手伝いをしていると、時折、
「これはセンスの問題だから、(部下や後輩に)教えられないし、鍛えることもできない」
というセリフを聞くことがあります。
実は、これは教えにくい事柄を「センス」というあいまいなものにして、「教えられなくて当たり前」みたいなお墨付きを得ようとしているだけなんです。
たしかに、仕事において、「この人はセンスがいいなぁ~」と感心することがあります。
しかし、それを「センス」で片付けてしまってはコンサルタントとしては失格((+_+))
そこで、「センスがよい」と思われるための要素に分解してみるわけです。
エイヤッ↑(/>_<)/
僕が思うに、センスは次の計算式の結果です。
①「知識・経験」 × ②「頭の回転の速さ」 × ③「判断の正しさ」
■①「知識・経験」
その仕事をするにあたって必要な情報。情報量が多ければ多いほどいいですよね。
■②「頭の回転の速さ」
たくさんの情報の中から、検索する早さ、あるいは関連性を見つけ出す速さ、推測する早さ、などが要素となりえます。
■③「判断の正しさ」
①と②から導き出された答えが、「この状況に最適かどうか」を判断する力です。論理的な思考力とほぼ一致します。
つまり、「センスが悪い」と感じる部下・後輩がいたら、上の①~③のどれが不足しているのかを見極めて、そこを集中的に伸ばすようなトレーニングをすればいいわけです。
( ̄ー☆キラリーン
p.s.
例外的に、脳の仕組み的に「センスのいい人」というのが存在するのも確かです。
しかし、これは稀なケース。多くの場合は、上記の考え方でクリアできます。
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