当たり前ですが「サービス」と「商売」の密接な関係について
三重県の津へ出張したさいに、時間が取れたので伊勢神宮へ参拝に行きました。
伊勢神宮までは津から車で1時間ほどです。
伊勢神宮は社務所で式年遷宮に関わる寄進をすると、内宮の社に一般の参拝者よりもすこし近いところからお参りできる「特別参宮章」というのをくれます。
d( ̄◇ ̄)b ♪
今回もそれをいただいて、正殿のところの受付へ向かいました。
二組ほど(一組はある有名女優さんとその応援会らしき方々)受付を待っています。
一組ずつ順番に宮司さんが案内するので、3番目の僕の番が来るまで20分ほどかかりました。
そして、僕の番が来て、受付をしようとすると、宮司の方が慇懃に
「正装でお越しください。またのお参りをお待ちしております」
といいました。
Σ(゜□゜;)ガーン(。□。;)ガーン(;゜□゜)ガーン!!
確かに僕はその日はジャケットで、スーツではありませんでした。
以前来たときもやはり出張だったのですが、仕事を終えてそのまま来たので、意識せずにスーツだったのでお参りできたんですが、
今回は、伊勢神宮に行くつもりでホテルを出たわけではなかったので、そういう服装だったのです(*_*)
どう釈明してもダメだと思い、「はい、わかりました」とあきらめました。
たまたまこの話を、ある香港好きな知人に話したら
「香港だったら、絶対そこでスーツを貸している。もちろん有料。有料でも、遠方からお参りに来た人には助かるわけで、これは商売ではなく『サービス』だ」
と言っていました。
_〆ヾ( ̄(エ) ̄ メモメモ・・・
確かにそうなんですよね。
わざわざホテルに帰ってスーツに着替えて戻ってきたら、参拝時間は終わってしまっているし、かといって翌日はもう来れないし・・・
利益をどれだけ取るか、何ヶ月でスーツ代を回収するか、などはホントの商売人と神社とでは感覚が違うでしょうが、「サービス」ということを考えるとたしかに貸衣装があればうれしいです。
(考えてみたら、婚礼とかもやるんだからお抱えの貸衣装屋さんがあるはずで、そこと提携すればいいですよねぇ。そうすればリスクも少ないしサイズのバリエーションや保管などのコストもあまり考えなくてよいし)
参拝客=顧客へのサービス、ということ、もっと考えると(伊勢神宮に限らず)神社仏閣の集客力も収益力も高まるのになぁ、と思った1件でした。
p.s.
ま、しかし、宮司さんは「神に仕える人」だから、人間へのサービスはあまり考えないのかな(笑)
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