ある会合から得られたもの
今夜、所属しているある会の会合に出席しました。
来年度の事業内容を決めるということでしたので、来年はどんなことをどんなスタイルでやるんだろう、と思ったので前後の予定の合間をぬって参加したのでした。
実はその会は、参加している意味がないんじゃないかなぁ、と感じているからです^_^;
というのも・・・
「僕はバイオリンの演奏家です。
あるとき、客船の船長が僕のところへやってきて
「うちの船に乗らないか? 演奏家なら音楽を聴きたがっている人がたくさん乗るよ。船賃は毎月○○円だ。それと、船の上で演奏会を開いたらその入場料の○%をあんたに払うよ。」
と誘ってきました。
どうやら危険な航海でもないし、音楽を聴きたい人を喜ばせてあげることができるなら、ということで乗ることにしました(^^)v
ところが、乗ってみると、お客は僕と同じようにチェロやオーボエやギターなどの演奏家ばかりです。
しかもその船は、手漕ぎの船なのですが、船長以外に乗組員がいません。
そんなわけで演奏家のみんながオールを漕いでいます。
「おーい、君もそんなところに突っ立ってないで、早く一緒に漕ぎな!」
え??(・o・)
と思いながらも、まぁ、でもどこかの港でほかのお客さんが乗ってきて、演奏を聴いてもらえることがあるだろうし、
「たくさんの人に演奏を聴いてもらうのが俺の夢なんだ」という船長さんの思いに感じるものがあったので、一緒に漕ぐことにしました。
そうはいっても、陸地で僕の演奏を待っている人たちもいるので、その船に乗れるときはそれほど多くありません。
そうすると「漕ぎ手が少ないと困るんだよなぁ」という声が聞こえてきます。
「僕は漕ぎ手としてではなく、演奏家として乗ってるんだし、そもそも船賃を払っているほうなんだけどなぁ・・・」
(ーー;)
そんなある日、みんなで食事をしているときにこんな話になりました
「船の上での演奏がなかなかできないですねぇ」
すると船長が
「そりゃそうさ、演奏を聴くお客が乗ってこないんだから。だから聴いてくれるお客が乗ってくれるように、みんなで知り合いに声をかけてくれよ。それからチラシを作って配ってくれないか。」
と言いました。
みんな、ちょっと変だなぁ、と思いながらも船長の言うとおりにやってみました。
僕も「自分でお客さんを集めるぐらいなら、そもそもこの船の上じゃなくても演奏はたくさんできるのに」と思いながらも、やってみました。
でも、結局お客さんは乗ってきません。
そんなことを繰り返す状態が2年程続き、来年はどんな航海をしようかという話を船長がする日が来ました。
僕は、そろそろこの船は完全に降りたほうがいいんじゃないか、と考えていたので、船長の話を聴きに行くことにしました。」
ということなんです。
で、結論としては・・・
僕がいられる時間内に結論がでなかったので、まだ保留なのですが、あの話し合いの内容からすると、やはり下船のタイミングだと思っています^_^;
こういう組織は、運営が難しいんです。
いくつか同じようなパターンを経験しているので、「やっぱり、相当いい腕の船長じゃなきゃうまくいかないな」というのがわかったのが、今回の収穫でした(笑)
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