役職「おやじ」
クライアントでの合宿会議の際、夕食に懐石焼肉のお店に連れて行ってもらいました。
紹介オンリーのお店ですから、看板もありませんし、入店するにはパスワードが必要です。
当然、チラシや広告なども出していませんし、ホームページもいたって不親切(笑)です。
それでも、このお店は常に予約で一杯ですので、経営状態は非常に良好です。
このお店が繁盛する理由はたくさんあるのですが、絞ってみると
①なんといっても食事のおいしさ
②一見さんお断りのステータス
③高いレベルのホスピタリティ
の3つだと思います。
この3つが、来店したお客様に「だれかに話したい、連れてきたい、紹介したい」という強力な口コミ衝動を誘発するのです。
(僕もその術にハマっています(笑))
さて、③について少しお話したいと思います。
このお店には、「おやじ」という役職の方がいらっしゃって(名刺にそうかいてあるのです)、その「おやじ」さんが付きっ切りで肉の焼き方、食べ方などを丁寧に教えてくれます。もちろん食事に関係する興味深い話を聞かせてくれるので、「もてなされるなぁ」という感じがとてもするのです。
写真はその「おやじ」さんです(暗くてスミマセン)。
「知り合いには教えたいけれど、知らない人には知られたくない」という店作りといのが、口コミビジネスの大原則なのでしょうね。