ここにもいます(^^)

執筆しているメルマガです

  • コンサルKUROSUの「超辛口就職指南」
    景気が悪いほど、会社で自分の力を発揮するチャンスなのです。 経営コンサルとしてだけではなく自分も一経営者として「会社はこういう人ならドンドン採用する」という人物像をお知らせしています。 タイトルどおり辛口ですが(笑)、就職転職を考えている方にはぜひ読んでいただきたいです。
  • 魂を磨く50の質問
    瞑想のインストラクションの際にお話している内容を、簡単な質問形式にしています。月一の発行なので、邪魔にならないと思います(笑)

クライアントの一部です

お勧めのブログです

僕の書いた本です

  • 黒須 靖史著: 会計と経営戦略

    黒須 靖史著: 会計と経営戦略
    主にSEの方を対象にした本です。 経営戦略の基本的な考え方と、その基礎となる会計の基礎知識を載せてあります。 「戦略的な情報システム」の構築を始めて担当する方にお勧めです。

  • 中小企業診断協会編: コンサルティング・コーチング

    中小企業診断協会編: コンサルティング・コーチング
    コンサルタント向けのコーチング本です。 コーチングの基本的な考え方とスキル、そして、コンサルティングでの活用方法などを載せてあります。 この手の本にしては珍しく重版を重ねており、現在5刷です。 (中小企業診断士の資格更新研修テキストにもなっています)

  • 中小企業診断協会∥編: 社内コーチング導入マニュアル

    中小企業診断協会∥編: 社内コーチング導入マニュアル
    「社内にコーチングを定着させる」ということが目的の本です。 「コーチングの研修をやったけど、社内で機能していない」という話をよく聞きますが、それは「社内定着化のプロセス」を行っていないからです。 本書では、コーチングの定着化に重点を置いているところが、他書にはない特徴です。

無料ブログはココログ

« 2006年6月 | トップページ | 2006年8月 »

2006/07/28

シミュレーションは「リアルイメージング」

Nt
「日本沈没」という映画(リメイク版)を観ました。
子供の頃からSF好きの僕としては、小学生の頃に小松左京の分厚い原作を(わけもわからず)読んだり、毎週日曜日の夜のドラマ版(五木ひろしがエンディングテーマを歌っていまして、なんとも印象的でした)をドキドキしながら欠かさず観たりしていたので、思い入れのある作品です。

さて、感想を一言で言うと、(予期していた通り)「つまらない映画」でした。
(原作ではなく、あくまで映画、です)
「そう思っているなら、観に行かなければいいのに」というご意見もゴモットモ。
ただ、思っていることを検証するのも仕事の癖で(笑)

さて、なぜこの映画が「つまらない」と予期されたか、そして実際そうだったか、というお話です。

SFにもいくつかのジャンルがありますが「日本沈没」は「近未来パニックSF」となります。
このジャンルのSFが面白いか面白くないかの分かれ目は、「近未来あるいはそのパニック内容がいかに『リアル』に感じられるか」です。
(ちなみに、「スターウォーズ」のような未来型SFは、『あっと驚く発想』がポイントです)

この「リアル感」が出るかどうかは、「シミュレーションが正確になされているかどうか」です。
これは、実は大変な想像力と調査力が必要となります。
この映画ではこのシミュレーションがほとんどできていません。
以下、映画の内容がわかってしまわない程度に、「非リアル」な部分をいくつかご紹介します。
NG例1)飛行機(ジャンボ機)が阿蘇山の上を通ったときに突然噴火して、墜落するシーン
→ 噴火の前の噴煙が必ず観測されるはず。その上を飛行機を飛ばすはずがない。また、設定上の方面に向かう飛行機がその地点を通るときは高度10000メートル程度を飛行しているのでよける余裕はある。そもそも、その方面へ向かう飛行機は、通常その地域を飛行しない。
NG例2)日本各地で大地震が頻発し、被害が続出してるなか、レスキュー態が正常に活動している
→ これだけの同時多発災害でレスキュー隊が中央統制的に活動できるはずはない。そもそも、湾岸地帯のコンビナート壊滅で活動に必要な「燃料」が手に入らない&活動地域に配送できないはず。
NG例3)日本沈没の危機を救うべく、深海潜水艇が潜り・・・
→ 設計深度2000mの潜水艇(しかも引退して展示用に改造されている)が、3000m以上潜れる???

ま、全編こういう具合です。
さらに、この映画には「ラブロマンス」という要素も入っています。
これだけ壮大なテーマをシミュレーションするだけでも、時間は不足しているのに、ラブロマンスも入ってしまったら・・・
(したがって、このラブロマンスも消化不良です)

というわけで、映画としてとても中途半端なわけで、必然的につまらなくなってしまったんだと思います。
(多くの近未来パニックSFはこのパターンで失敗しています。それでも人が入るのは、やはり「宣伝力」ですね~~)

「つまらない映画」ということに確信がもてたので、あるクライアントの幹部の人たちにこの映画を見に行くように勧めています。
ちょうど、来期の事業計画を作る時期なので(^_-)-☆

p.s.
この原稿を書いた翌日、たまたま日経新聞の「私の履歴書」に、小松左京氏が次のようなことを書いていました。
「SFは稀有壮大な虚構だ。だが、リアリティーがなければ作品は生命力を失って、荒唐無稽なホラ話になる。」
そして、1973年に公開された最初の「日本沈没」について「わずか4ヶ月で完成した作品だが、見事な出来栄え」と賞賛を送っていますが、リメイク版については一言も書かれていませんでした(笑)

« 2006年6月 | トップページ | 2006年8月 »